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話がちがーう Oct 19 Thu, 2000

2009.03.06(00:38)
今日は某講演会のお手伝い・・・というか
共同講演者として出席した。
「異文化コミュニケーションとマネージメント・日本」
というタイトルだったのだけど、大変だったのよ~

「若い人達対象だから」と最初は言われたような気がする。
だから私の頭の中では、「野望に燃える好奇心旺盛な
将来国際ビジネスマン希望の初々しい学生達」が受講者だと
勝手に思いこんでいたわけ。そしたら「もう日本に
行った事もあったりなんかする、日本と取引を
望む会社のマネージャー」みたいな人ばかりで
びびってしまったのだよ。

この講演は、謝礼ナシなもんだから、
「じゃあ、私ほとんど準備無しでいいですね?」
と聞いたら、主役の講演者である教授が、
「OK、OK!理論的なことは全て私が説明しますから、
気楽に考えてくださっていいんですよ。たこさんは
日本での体験談なんかを話してくださればいいんです。」
と言ってくれていた。

でも実際はそれ以上のことを
求められたぞ!「甘え」「タテ社会」「和」「カタ」
「宗教」「部落民」「本音と建前」「ウチとソト」「義理人情」
というような、どっかできいたようなキーワードの
説明をたんまりさせられた。これって「気楽」にできること?
こんなこともあろうかと、有名な日本論はひそかに読んでおいて
よかったよ。

でもドイツ人との討論は疲れるなあ・・・
私が大演説(?)をしようと思っても、
絶対誰かが話しに割り込んでくるから、
最後まで言いたい事が言えない・・・
ああ~!なんか消化不良!

でも楽しいといえば楽しかったかな?

講演の後に、日本食レストランでのディナーに
招待してもらえるはずだったんだけど、
レストラン名を聞いて「退散~」。
一生(?)出入りを禁止されているレストランだったんだもん。

(ここより2009年3月5日書き足し)

このレストランももはや存在せず、オーナーもドイツにはすでにいない。

私が出入り禁止になった経緯を書いてもいいだろう。


当時私はドイツに来たてのほやほやだった。
所持金20万で着てしまったため、早急にアルバイトが必要だった。
そこで誰もが思いつく手段、日本食レストランでのアルバイトをはじめた。

キッチンにはコックの奥さん(日本人)、表にバーテンダーのおっさん(ドイツ人)が働いていた。

問題はこのドイツ人のおっさんである。

ここはドイツなので、ウエイトレスには当然チップが払われるわけだが、
おっさんは絶対に私に会計をさせない。小さな蓋つきの箱にお客さんに支払いを入れてもらい、
それを私がおっさんの所に運ぶ。おっさんがまたその中におつりを入れ、私がお客さんに持っていく。
お客さんはチップを箱に残して帰っていく・・・箱はおっさんが回収。チップももちろんおっさんが回収。

それでもおっさんは「ちゃんとチップ分も給料に入れてる!」と主張するのだが、
こっそり箱の中を覗いていた私の計算とは合わない。

私はおっさんとバーに立っているわけだが、このおっさん、学歴コンプレックスがあって、
学生の悪口ばかり言う。私が学生だと分かっていて言う。

「学生なんて脳みそが無いんだ。俺は大学いっていないけどインテリだ。
学生なんて絶滅すればいい。学費をものすごく高くしたら、学生なんていなくなって清々する。」

そしてとなりのイタリアンの悪口を言う。

「あいつらが使っているのは全部冷凍食品に違いない!俺は一度だってあいつらが
新鮮な野菜を運び込んでいるのを見たことがない。」
(このセリフを一日数回はお客に言っている)

極めつけは超嫉妬深い。奥さんがちょっとでも男のお客さんと仲良くすると大喧嘩が始まる。
まだお客さんがいても平気で怒鳴る。

私は他の日本人に
「あのマリオみたいなおっさんには気をつけろ。まともに相手しちゃいけない」
と言われていたので、右から左に流していた。

もう一つこのレストランで困ったのは、当日仕事開始1時間前、
もっとひどい時はレストランについたとたんに、
「今日は暇そうだからいい」
とキャンセルされる事である。だから私もこの仕事を当てにせず、
別の仕事を優先していた。

ある日、私は帰り際に夫妻に言った。

「明日は用事があるので来るのがちょっとおそくなります」

奥さんは「OK,分かった!」
おっさんはテレビを見ながら「へいへい」

ところが、である。翌日予告どおりいつもより遅く行ったら、店はめったにない超満員。
おっさんはキレキレである。
ドアを開けて入ったとたんに、お客さんがいる中で私に大声で怒鳴りつけた。

「このばか!何今ごろ来てやがる!」

・・・こちらは前日に了解を取ってあったのでその旨をつげたが、

「そんなの聞いた覚えはない!」

という。奥さんが見かねて、

「彼女はきちんと言っていたわよ。貴方がテレビ見ていてちゃんと聞いていなかったんじゃない!」

と、私を援護。それがまた夫婦喧嘩に発展してしまった。

奥さんが怒ってキッチンに戻ってしまうと、おっさんはくるりと私のほうをむき、

「おまえの頭には何も詰ってないな。空っぽの頭で大学の勉強なんかできるわけない。
さっさとやめて日本へ帰れ!」

と怒鳴った。私は丁度レモンを切る為のナイフを手にしていたので一瞬殺意が沸いた(うそ)。
あやまる気も失せた(もともとなかったけど)し、相手にするのもばかばかしいので、
なお罵詈雑言を浴びせつづけるおっさんを無視して仕事を続けた。

・・・そして首になった。


その後のおっさんは哀れな道を辿り警察のお世話になって奥さんに捨てられたらしいが、
私の知ったこっちゃない。その性格が災いの元だったんだよ。
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